移住者インタビューINTERVIEW

VOL.14

好奇心を持ち、豊かで自由な働き方を
ワークもライフも重視して

有田 雅浩 さん

宮崎市出身で、宮崎県立佐土原高等学校を卒業後、福岡へ進学された有田さん。大学卒業後はそのまま、福岡のシステム開発を行う企業へエンジニアとして就職しました。その後、東京でロボット開発業務に従事し、再度福岡で事務関係のシステム開発業務に携わりました。そんな中、コロナ禍で完全リモート勤務となり「仕事はどこでもできる。暮らすのは、ここでなくてもいいのでは?」と考えるようになります。元同僚が宮崎で拠点立ち上げに携わると聞き、Uターンを決意。これまでのステップや、地域と自らが培ってきたノウハウを活かした今後の目標について詳しく伺いました。

ものづくりが好きな幼少期
おもちゃや時計を分解していた

幼いときから、機械の中身がどんな仕組みになっているのか、モノの構造に強い好奇心がありました。おもちゃや時計を分解しては、骨組みや基礎、構造を確かめていましたね。高校では情報系のコースで機械工作などについて学び、ドリルを使い機械を分解するなど、ものづくりのプロセスを学びました。そのときの興味関心が今のエンジニアとしての自分へつながっていますね。
大学卒業後は、福岡や東京のシステム開発企業でエンジニアとしての経験を積む中、2020年コロナ禍で完全にリモート勤務となりました。家を出ることも減り、社会とのつながりはPCの画面のみ。暮らす場所、働き方は他にもあるのでは?と考えていたタイミングで元同僚から宮崎に拠点を作ることを聞き、私も拠点立ち上げメンバーとして入社しました。

好奇心旺盛な価値観の近いメンバーと
学びのある働き方

現在の業務は、これまで同様システム構築などに携わるエンジニアとして活動しています。一緒に働く人たちは仕事に対する姿勢や価値観が近いメンバーが多く、興味があることには夢中になって取り組む、好奇心旺盛な方ばかりです。私の場合は主に自宅での業務が多いですが、街中のカフェと併設したコワーキングスペースと会社が契約しているため、そこで作業をすることも違う雰囲気で働けるので好きですね。今後は、自治体や教育機関との連携業務にも取り組んでいきたいです。現在もたまに学生を対象にした講義をする機会があるのですが、みんな今の大人の働き方に非常に興味を持ってくれています。僕たちも学生から思いがけない話を聞いたりと学びも多いので、講師業にも力を入れていけたらと考えています。

好奇心があれば
働く場所は一つじゃない

宮崎はとにかく食材が新鮮で、水も美味しいですね。産地直売コーナーは安価で新鮮な野菜やフルーツを買うことができます。東京暮らしをしていた頃は近所にスーパーがなく、買い物に行くのも一苦労でした(笑)あと、子どもたちがすれ違いざまに挨拶をしてくれるのにも驚きました。少し外を散歩すると、おじいちゃんやおばあちゃんが話しかけてきてくれるのにも、心が穏やかになりますね。
今やっている仕事がもし場所を選ばないのであれば、ワークだけでなくライフも重視したほうがいいと思います。生活が充実することで、仕事に対するモチベーションは必然的にアップする。宮崎は仕事も生活もしやすい環境で、特に子育て世代にはおすすめですね。自分が関心のあることに好奇心ややる気を持って取り組める方は、ぜひ宮崎を選んで欲しいです。