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交流会イベント「ひなた 照らす ICTプロジェクト vol.6 トーク&交流会」を開催しました!2024.03.08

2024年3月2日(土)、交流会イベント「ひなた 照らす ICTプロジェクト vol.6 トーク&交流会」を東京・渋谷道玄坂の会場で開催しました!「知る・もっとつながる・みやざき」をテーマに、ゲストスピーカーによる講演が行われました。
 
今回は、ゲストスピーカー 小寺氏より「人生の拠点を二つ持つ」をテーマにお話しいただいた後、宮崎県へ実際に移住された経験を持つお二人を交えたトークセッション、延岡市、宮崎市による自治体PRトークなど、移住をお考えの参加者の皆様の持つギモンにとことんお答えさせていただくイベントとなりました!
 
皆様のご参加、誠にありがとうございました!
 

開催情報

交流会詳細


1. エンジニアトーク 小寺良信 氏
現在、東京での仕事を持ち帰り宮崎でフルリモートで活動している。
ライターエンジニア。
 
【講話】
○遠隔で仕事をするにおいて大事なこと。
→信頼の担保。こまめな連絡が大切。
 
○宮崎で仕事するときの課題
→正直に言ってしまえば給料が安い。東京換算だと釣り合わない。
→給与面ではない宮崎で働くメリットがある。
○宮崎に住むと、コストのかけどころが変わる。
・地代家賃が安く、大きく節約可能。
→東京の40%程度
 
○移動手段(車)の確保が必要。
車があれば秋葉原⇔新宿(直線3.5km)程の範囲が、生活圏になる。
○農作が非常におすすめであり、これでもかというほど大量に収穫できるとのこと。
○生活スタイルの変化
・外食が多い生活
・どこに何が売っているかわからないため、Amazonに頼る生活になる。
 
○小寺氏は、月に1回以上東京と宮崎を往復している。
→宮崎空港が宮崎市内の中にあるため、アクセスがよく、高頻度での東京との
往復が可能。
○宮崎から東京まで、格安航空で1万円かからない。
→宿泊含め、往復1泊2日で3万円程。
→1度の東京の往復に、3万円の価値があればいい。
→小寺氏であれば取材等。
 
〇お子さんの話
お子さんが東京の大学に行くので、その間は家族で東京暮らし。
お子さんが大学を全員卒業し、自立したら夫婦で宮崎に戻る予定。
〇永住でなく、拠点を二つもつ。
日本中、安全なところなどない。
日本全国地震など災害が起こる。
人生の拠点におけるバックアップを取る。
 
○宮崎に移住して、困ったこと(お子さん視点)。
方言が分からない。先生の授業が分からない。
→友達が親切に教えてくれて、馴染むことが出来た。
→宮崎の人は優しいと感じた。
○大学は東京に行くとしても、働き始めたら宮崎もいいなと考えている。
→小寺氏からお子さんへ下記のアドバイス
→宮崎と東京を行ったり来たりできる仕事を選べばいい
→拠点を二つ持つという考え方。人生のバックアッププランをもつという考え方。
 
【質疑応答】
(今村氏)
宮崎への移住を迷っている方へのアドバイスは?
(小寺氏)
一回宮崎へ来てみるとよい。観光地ではなく、普通に宮崎県民が遊びに行くような市街地やスーパーを見て回ると、移住した際の生活が想像しやすくなる。
(参加者)
宮崎の家賃の差は?
(小寺氏)
小寺氏の実際の家賃
埼玉県 アパート駐車場込み 13万円
宮崎県 マンション暮らし駐車場込み 6万円 
差額7万円
7万円もあれば外食でおいしいものが食べられる。
 

2.トークセッション
トークテーマ「給料面についてどう考えているのか」
(安富氏)
もともと東京で活動しており、ITベンチャー(5社)で働いていた。
そういった会社は努力次第で増えはするが、ベースとして給与が少ない。
自分がスキルアップしていけば給料が上がるだろうという考え方。
転職した結果、給料が下がったとしても、スキルアップしていく中で
給料が上がっていき、東京での水準を越せばいいのでないかと考えている。
年齢的にも給料を与える立場である。
給料が低いとしても、それを補うぐらいの価値を提供したい。
(今村氏)
宮崎は東京よりスキルアップできるとは?
(安富氏)
スキルアップに場所は関係ない。
東京には機会がたくさんあるので、若い人にとってはいいかもしれないが、
ただ自分(安富さん)のような立場になると、そうとも限らない(現係長)。
東京よりも地方のほうがチャンスがあると考えている。(当時も強く感じていた。)
(高橋氏)
大阪から22歳の時に帰ってきた。
当時の自分に給与という水準はなく、やりたいこともなかった。
当時、大阪のお知り合いの方で宮崎で居酒屋を開こうとしていた方がおり、その方の依頼でHPを作ってみた。その経験を通して、ITが人に役立っている実感が湧いた。
ITは人に直接役に立てる。
給料というよりも、やりがいを感じる。
(小寺氏)
昔と宮崎県民の県民性が変わってきている。
宮崎は人をよく紹介してくれる。
自分の席が作れる。
 
トークテーマ「宮崎だと家を持ちたいなどと思わなかったか?移住についてのお話」
(小寺氏)
環境から考えている。
いくら家賃が安くても、環境が違いすぎるとなじめない。
今いるマンションは環境がよかった。徒歩三分。
(安富氏)
物件を探していた際に、たまたまいい物件を紹介してもらえた。
現在の家は自分一人では持て余すほど広い。
東京の賃貸は部屋が細かく部屋ごとに分かれてしまっている。
宮崎は物件が安いというのは知っていて、いいところに住めると思った。
宮崎には2-3万の物件もたくさんある。
宮崎に移住した際には、土地勘がなかった。
まずは二年間住むことで、土地勘を養いたかった。
そのために利便性がいいところに住んだ。
今住んでいるところは、近くにドン・キホーテもスタバもコンビニもある。
ただ、自分としてはせっかく宮崎に来たならはずれのほうに住んでちょっと不便な生活がしたい。
(今村氏)
二年たったけどどこに住もうと考えている?
(安富氏)
今も考えている。
都心とは違う、田舎ならでは少し不便な生活も面白いだろうと考えている。
(高橋氏)
IT業界に入ってインドア派になった。
宮崎の魅力はサーフィン、人が優しいと検索すれば出る。
オンラインゲームをしていると、話し方がゆっくりだと言われることがある。
これは県民性だと感じる。
宮崎は企業誘致をよく行っており、ワーケーション拠点もどんどんとでき始めているため、
働くにおいても、困りはしないだろう。
 
【質疑応答】
(参加者)
安富氏への質問。
もらう側ではなく、与える側という話があった。
だが、人はどうしても給料について考えてしまうと思う。
安富氏は、どうして給料が一番じゃないと考えられるのだろうか?
(安富氏)
環境。インターネットで世界を変えるぞ、といった環境でずっと働いてきた。
給料ではなく、やりがいに価値を見出している。
日本のお金の仕組みとして、中央に集まって各所に分配される仕組みとなっている。
補助金や給与の話は、いくらもらえるという話になりがちだが、疑問に思っている。
私はそれよりも与える側として、価値提供をしていきたいと思っている。
 

3. 延岡市 自治体PRトーク
【講話】
○延岡市の概要
人口 113,061
面積  868,03km2 (九州で二番目の広さ)
旭化成 創業の地「ものづくりのまち」
○気候が温暖 
平均気温が高い→平均17℃
○市街地から30分の範囲に海,山,川が存在する。
○保育所の待機児童は0人
○通勤時間は平均20分を切る短さ
→マイカー、自電車での通勤が主流。
○医療に強いまちづくりを目指している
○犯罪率が低い0.7%
○物価水準が低い。
→東京と比べ一割引きぐらいの認識。
○かつては陸の孤島と言われていた。
→非菓子九州自動車道の全面開通。
→九州中央自動車道の一部開通など、アクセスが飛躍的に向上。
○東九州クロスポイント構想。
○公共施設の充実。
○ワーケーション支援
→交通運賃の1/2を補助。

IT/DXに関する活動紹介
①延岡ITカレッジ
②延岡デジタルクロス協議会
延岡市の自然環境の紹介。
アウトドアレジャー。自然豊かゆえの多彩な食。
 
【質疑応答】
(参加者)
情報系の専門学校はある?
(延岡市)
専門学校はない。高校の中に情報科目はある。
(参加者)
カレッジに興味がある。講師はできないだろうか。
(延岡市)
3つコースがあるうち、2つは会社が決まっている。
 

4. 宮崎市 自治体PRトーク
【講話】
○宮崎市の概要 
人口 397,050人
世帯数 210,958世帯
中心地から空港まで片道15分と、非常にアクセスが良い。
宮崎市には絶好のサーフスポットがある。
→木崎浜、青島など 
○宮崎にはおいしい食べ物がある。
チキン南蛮、辛麺、日向夏など
○移住者や相談件数が増加している要因
・コロナ禍で増えた地方回帰の流れ
・テレワークをはじめとする多様な働き方の定着
・移住支援金制度の浸透
・子育てしやすい街
○移住希望者からの主な相談内容
・お仕事
・住まい
・コミュニティ
・移住支援金制度
○移住アンバサダー制度
宮崎市への移住希望者や移住者に対して、役立つ情報の提供や新しいコミュニティづくりをサポートする団体や企業。
目的に応じて、移住センターが紹介してくれる制度。
 
【質疑応答】
(参加者)
土地勘のない人にとってのサポートはあるか?
(宮崎市)
個別で相談してもらえれば、その人がどういう人生を送りたいのか、要望を汲み取ったうえでその人にあったサポートをさせていただく。