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交流会イベント「ひなた 照らす ICTプロジェクト vol.5 トーク&交流会」を開催しました!2023.11.28

2023年11月25日土曜日、交流会イベント「ひなた 照らす ICTプロジェクト vol.5 トーク&交流会」を東京・浜松町の会場で開催しました!「知る・もっとつながる・みやざき」をテーマに、ゲストスピーカーによる講演が行われました。
 
4者のゲストスピーカーには、東京と宮崎に拠点を構える企業の紹介・宮崎県に住みながらフルリモートエンジニアとして首都圏の企業で勤務する生活・地方自治体のアピールポイントや移住の際に活用できる支援金などについて、それぞれの視点・ご経験からお話しいただきました。
 
イベント後には参加者・スタッフによる懇親会を行い、実際に宮崎県への移住を考えているエンジニアの方にご参加いただきました。
 
皆様のご参加、誠にありがとうございました!
 

開催情報

交流会詳細

●企業PRトーク エイムネクスト株式会社 清水準一氏
【講話】
・本社は東京だが、宮崎県高鍋町でニアショア開発の事業所を展開している。
・事業内容(地域活性化)
 少子高齢化、人口減少の社会課題に対して、IT活用で新しい社会を形成
→顧客企業に対し、様々な視点から問題定義・解決の支援をチームで取り組んでいる。
 
・高鍋事業所では古民家をリノベーションした事務所で勤務し、以下のような事業を展開
→ニアショア事業
→IoT等の最新技術の実証・事業化
→外国人向け観光事業
→豊かな農業ビジネスモデルの研究開発
→地場事業者との新規事業開発
 ┗LPVAを活用したスマートタウンの構築
 ┗子どもからシニアまでを対象としたIT教育施設を構築、運営
 ┗熱中症アラートの開発
 
【質疑応答】
(司会:今村氏)
首都圏では社会のニーズに直接応えている感覚が希薄である。地方では社会問題やニーズに密接に関わることができる感覚がある。今後どんなエンジニアが入社してくれるとよいか。
(清水氏)
チャレンジできる人、バイタリティのある人であれば嬉しい。
(今村氏)
講話の内容に関連して、ラズベリーパイやJAVA等の技術がある方が良いか。
(清水氏)
様々な領域の業務があるため、やる気があれば大歓迎。
(参加者)
今在籍している人の出身地はどのようになっているか。
(清水氏)
高鍋事業所勤務のうち、6名中5名は宮崎、1名は福岡出身である。
 
 

●宮崎県在住エンジニアトーク 片平康太氏
【講話】
・宮崎県三股町でフルリモートエンジニアとして勤務している。
・映画「ソーシャルネットワーク」を見たことがきっかけで公務員からITエンジニアへ転身した。
・三股町のいいところ
→制度上第1子保育料無償化(令和5年9月より)
→周辺都市へのアクセスが良い
→役場の職員の方が親切
→周囲に公園が多い

 
・地方フルリモートエンジニアのいいところ
→子育てがしやすい
 ┗自然が多い、義両親の協力が得られる。
→地域のイベントが豊富である
 ┗近隣施設でマルシェ等が毎週末のように開催されている。
→生活費が安い
 ┗生活費を抑えつつ、都市部と同等の給与で働くことができる。
 
・地方フルリモートエンジニアの課題
→コミュニケーションの不足
 ┗会社への帰属意識が薄くなり、孤独感を感じることもある。
  積極的にビデオ通話で顔を出すなど、自主的なコミュニケーションが重要。
→イベントの不足(娯楽/勉強会等)
 ┗地方での開催は少なく、参加しにくい。近年オンラインイベントが増えているので積極的に参加している。
  自分でイベントを開催するチャンスでもある。
→運動の不足
 ┗通勤やオフィス内での移動がないため、朝運動する習慣を身に着けている。
 
・地方フルリモートエンジニアにとって大切なこと
→主体的に行動をすることが大切である。
 
【質疑応答】
(今村氏)
地方での勉強会のニーズはあるか?
(片平氏)
都城で開催している勉強会は毎回5人ほど集まっている。
参加者からは「これまで地方では勉強会がなく、情報を見つけたので参加してみた」という声も上がっている。
(オンライン)
クラウドアーキテクトとはどのような職種?
(片平氏)
クラウド上にネットワークインフラを構築する仕事である。
システムやサービス全体の設計・構築を担当している。
(参加者)
どの程度出社しているか。車は生活で必要か。
(片平氏)
フルリモートなので週5日家で勤務している。車は私と妻とで1台ずつ使用している。少なくとも今住んでいる三股町では必須。
(今村氏)
リモートワークとなったきっかけは何か。
(片平氏)
妻と共働きであり、子育てするなら妻の実家の近くが良いと思っていたので、リモートワークができる条件で仕事を探していた。

 
 

●自治体PRトーク 日向市総合政策課 野村琢磨氏
【講話】
・日向市の特徴
→コンパクトシティ
 ┗日向市駅から半径3キロ圏内にほぼ全ての施設が揃っている。
→細島港を中心とした港湾工業都市
 ┗製造業を中心とした企業を誘致している。
→サーフタウン日向
 ┗サーフィンを楽しむことに適した土地であり、PRしている。
 
・起業支援
→特定創業支援等事業
 ┗会社設立時の登録免許税が半額
 ┗日本政策金融公庫の融資制度が利用可能
 ┗国「小規模事業者持続化補助金」申請可能
 ┗日向市の補助金が活用可能
→中小企業等創業支援事業補助金
→「ひむか-Biz」による伴走型支援
 
・移住支援
→先輩移住者の体験談等をYouTubeやHPで配信中
→移住支援金~条件次第で最大200万円を給付
(移住支援金・ひなた暮らし実現応援事業補助金)
→お試し滞在施設が利用可能ヶ
 ┗市街地「日知屋施設」、金ヶ浜「幸脇施設」を最大2週間利用できる
 
【質疑応答】
(今村氏)
日向市への移住者の中でサーフィン関連、IT関連の割合は?
(野村氏)
市役所で把握している移住者約100名/年のうち、2~3割はサーフィン関連での移住である。
その内訳の中にIT関連の移住者が5~6人ほどいるイメージ。
(今村氏)
結婚して移住したら支援金が200万円貰える?
(野村氏)
過去10年以内に5年以上東京23区内で働いていた人が条件であるが、その認識である。
(参加者)
移住に伴う就職・転職への支援はあるのか?
(野村氏)
移住したい都市に行き、少しでも滞在することをお勧めしている。市役所に相談いただければ、住む場所等もアドバイスできる。
(今村氏)
片平さんは移住の際に支援金を受け取ったのか?
(片平氏)
鹿児島県から三股町への移住であったが、当時対象ではなかった。
(事務局:白坂)
日向市としてデジタル人材の獲得にどのような意識を持っているか。
(野村氏)
市役所内でもデジタル化が進んでおり、生成AI(ChatGPT)の利用などの取り組みも行っている。今後、市役所から市内の事業者への展開などしてゆきたいと考えている。

 
 

●自治体PRトーク 都城市人口減少対策課 佐伯賢宏氏 上森智之氏
【講話】
・昨年の都城市への移住者は435名であった。今年度は10月末時点で1,000名を超えている。
・ミートツーリズム~観光と食を掛け合わせた取り組みを実施
 
・都城市の子育て支援施策
→子育て世代活動支援センター
 ┗地域子育て支援センター
 ┗乳幼児の一時預かり新事業
 ┗親子の遊び場提供 
→第1子からの保育料が無料
→中学生までの通院や薬局利用時にかかる子ども医療費が無料
→妊産婦の検診費用が無料
→医療体制が充実しており、出産・子育てが安心
 ┗出産支援体制、夜間診療の充実
 
・移住支援 ※都城市移住・定住サポートセンターへの事前登録が必須
→移住応援給付金
→お試し滞在制度
 ┗宿泊費やレンタカー代を補助(仕事探し、住居探し、都城市の風土の体験)
→インターンシップ等促進補助金
 ┗旅費の補助(交通費、宿泊費)
→移住者運転技術向上応援事業
 ┗ペーパードライバー講習費用の助成
→無料職業紹介事業
→移住・定住支援特設ウェブサイト
 ┗職探し、空き家の情報提供、先輩移住者のアドバイスなど
 
【質疑応答】
(今村氏)
都城市はIT技術者が移住しやすい環境であるか?
(佐伯氏)
都城市内には高速ネットワークが整備されており、コワーキングスペースも整っている。
(参加者)
初めてひなターンみやざきの交流会に参加した。
移住者獲得のため、様々な支援のみならず魅力の発信が充実していると感じた。
(今村氏)
ふるさと納税で全国1位となったが、具体的にはどのくらいの金額なのか?
(上森氏)
市税の7割ほどとなる。大きな収入であり、市民や移住者への還元に取り組んでいる。
(今村氏)
ふるさと納税をどのように利用してほしいという声が多いのか。
(上森氏)
・市長におまかせ
・子育て支援
・人口減少対策
などが多く、もっとも多い意見は「市長におまかせ」である。
(今村氏)
都市圏では託児施設の待機児童の増加が課題となっているが、都城市ではどうか?
(上森氏)
都城市では待機児童はゼロである。
(片平氏)
三股町から都城市は近いので、mallmall(中心市街地中核施設)をよく利用している。
三股町在住でもお試し滞在制度の利用は可能?
(佐伯氏)
市外在住であれば制度上利用可能である。
ただし移住前提の支援のため、移住サポートセンターへの登録が必要。