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交流会イベント「ひなた 照らす ICTプロジェクト vol.4 トーク&交流会」を開催しました!2023.08.31

2023年8月26日土曜日、交流会イベント「ひなた 照らす ICTプロジェクト vol.4 トーク&交流会」を東京渋谷の会場で開催しました!「知る・つながる・みやざき」をテーマに、ゲストスピーカーによる講話が行われ、参加者の知りたいこと・気になっていることをグループトークとして語り合っていただきました。
 
2名のゲストスピーカーには、宮崎県の魅力や移住の際に活用できる支援金について、東京で働いたのちに宮崎で起業を行った経緯など、それぞれの視点・ご経験からお話しいただきました。
 
グループトークでは、宮崎県のいいところ、移住を考えるとネックに感じる点、参加者同士のフリートークなど、ざっくばらんにお話しいただきました。
 
イベント後には参加者・関係者による懇親会を行いました。実際に宮崎県への移住を考えている方にもご参加いただき、更に交流を深めることができました。
 
今回も実りある内容の交流会となりました。
皆様のご参加、誠にありがとうございました!
 

開催情報

交流会詳細

●宮崎ひなた暮らしUIJターンセンター東京支部 勝又千加子氏
【講話】
・宮崎にどれぐらいの人数が移住しているか?
→令和4年度の実績は994世帯1806人であった。
→割合としては、宮崎市、都城市、延岡市の順に多い。
(事務局補足)令和2年度から令和4年度の世帯数移住実績では、延岡市と日南市は僅差で3位争いをしている。また、西都市は令和2年度から令和4年度にかけて9世帯→32世帯と大きく数字を伸ばしている。逆に、高千穂町は26世帯→3世帯と減少幅が大きい。
・宮崎ってどんなところ?
→実際の移住者に伺った良い点として、住民の人柄が温厚であり、雰囲気が良い。
物価が安い、食べ物がおいしい、などが挙がった。
一方で、県内平均所得は全国平均よりも低いレベルにある。
基本的な交通手段は車となるが、これはメリットデメリット双方が考えられる。
・移住の際に利用できる制度
→宮崎県移住支援金制度などが活用できる。こちらでは、世帯での移住で100万円+子育て
世帯加算、単身での移住で60万円が支給される。
(宮崎県移住支援金制度)
https://iju.pref.miyazaki.lg.jp/support/grant-system/
 
【質問】 
●参加者
Q.九州地方は台風や津波の被害をよく耳にするが、その点はどうか。
●勝又氏
A.移住される方には、地域のハザードマップの確認や地元住民への実情のヒアリングを勧めている。           
●宮崎県企業振興課
A.台風については、例年の被害対策で耐性が付いている印象である。
津波については、海に近い地域では注意が必要であるが、海抜表示や避難場所の提示など
必要な対策は講じられていると考える。 
●参加者
Q.講話内で宮崎県の所得水準が全国平均より下回るとあったが、誘致企業でもあてはまる傾向か。
●勝又氏
A.恐らくあてはまる。もしくは、誘致企業の給与水準は高いが地場企業の給与水準が低く、県平均が下がっている可能性も考えられる。誘致企業の場合、現地で採用を行っているポジションによっても差がある。
●白坂氏
宮崎県が運営しているWEBサイト「ふるさと宮崎人材バンク」にて、登録されているIT企業の求人情報を確認できるので参考としていただきたい。また、ひなターンみやざきHPに掲載されている企業情報からも採用情報にアクセスできる。こちらはIT企業に特化しているため、併せて参考にしていただきたい。
(ふるさと宮崎人材バンク)
https://www.back-to-miyazaki.jp/
(ひなターンみやざきHP 企業情報一覧)
https://hinaturn.com/company
 
●合同会社ノマドリ 大塚真言氏
【講話】
・東京で生まれ育ち、地域密着型クラウドファンディングサービスの宮崎オフィス立ち上げをきっかけに宮崎県へ移住、その後起業した。
・移住直後から宮崎のITエンジニアを巻き込んだ勉強会を開催。
→勉強会を通じて地域課題を発見し、自分がやりたいことが見えてきた。
・宮崎のIT企業の現状として、未経験ではエンジニア職でなく、運用保守やカスタマーサポートを担当することが多い印象がある。エンジニア職でも市場価値の低い技術(レガシーな技術)で開発することが多い。
・ノマドリではモダンな技術で開発を行い、エンジニアが成長できる仕組み(勉強会など)を取り入れている。具体的には、1週間のうち1日は通常業務でなく、自身のスキルアップのために時間を使ってよい日を設けている。
・移住者と地元住民の意識の乖離
→移住者:地元住民から勝手に声がかかると思いがちである。
→地元住民:移住者が進んで新しいこと・面白いことをしてくれると思いがちである。
・移住者は、自ら地域に入り込んでいく意識を持つことが必要。
・宮崎にも優秀なエンジニアはいるが、フリーランスが多いイメージ。
・主観ではあるが、今後エンジニアが移住を検討するならばテレワーク移住をお勧めする。
→一方で、企業が出社を促す事例も出てきているので、今後の流れは注視していくべき。
 
【質問】
●参加者
Q.大塚氏の開催する勉強会の参加者について、どのようなバックグラウンドの方が参加をしているのか。
●大塚氏
A.WEBサイトの制作に携わっているエンジニアが多い印象である。
イベント名:WEBナイト宮崎
(参考)2023.07.21開催
Webナイト宮崎 Vol.18 〜てげJavaScript学びたい〜
https://hinaturn.com/archives/events/20230714-2
 
 

グループトーク

【トークテーマ】
・自己紹介
・宮崎県ってどんなところ?魅力に感じるポイントとは
・宮崎県に住むとしたら懸念であること、心配なこと
・フリートーク
 
【移住の定義】
移住とは、「本人(家族)の意思に基づき、定住することを目的に、県外から県内に生活の拠点を移すこと」と定義している。このため、勤め先の都合による「転勤」や、本県の暮らしが一時的なものとなる「進学」による転入などは除く。(宮崎県 資料より)
 
【トーク内容】
ゲストスピーカーの2名に加え、宮崎県企業振興課の担当者も交えて、トークテーマに沿って(一部脱線して)グループトークを行いました。
参加者の中には宮崎県出身者もいらっしゃり、昔はこうだった、今はどうなのか?など、宮崎県の昔と今の違いなど会話に花が咲いていました。
以下、一部内容です。(抜粋)
・宮崎県で親族が暮らしているため、東京との2拠点生活を検討している。
・宮崎県にはゴルフ場が多く、また有名なコースもあるため魅力に感じる。
・宮崎県のスナック文化が気になっている。
・宮崎県でのエンジニアコミュニティについて
・東京と宮崎県でのキャリアの違いについて
移住してからの生活、働き方など、今後の計画について気軽に情報交換をしていただける良い機会になったのではないかと思います。